機械式時計の理論

機械式時計の理論


   

物理数学雑学集

ハッブル定数


ハッブルの法則とは、天体が我々から遠ざかる速さとその距離が正比例することを表す法則です


1929年、エドウィン・ハッブルとミルトン・ヒューメイソンによって最初に定式化され、

この法則によって、宇宙が膨張しているという事実がわかりました


ハッブル宇宙望遠鏡


$\;v\;$を天体が我々から遠ざかる速さ(後退速度)、$\;D\;$を我々からその天体までの距離とすると、


$\;v = H \times D\;$


となります


ここで比例定数$\;H\;$はハッブル定数 (Hubble constant) と呼ばれ、

現在の宇宙の膨張速度を決めるそうです


ハッブル定数は(時間の逆数)の次元をもち、通常、$km/s/Mpc$

(キロメートル毎秒毎メガパーセク)の単位で表されます


現在広く受け入れられている値は、(70.5±1.3) $km/s/Mpc$です

ちなみに1$pc$(パーセク)は距離の単位で約3.26光年


また宇宙の膨張速度が加速しているという現在の宇宙モデルは

ハッブル宇宙望遠鏡の観測結果によって得られたものです