機械式時計の理論

機械式時計の理論


   

物理数学雑学集

重力について


相対性理論のところで主に重力の影響から地上約3200kmまでの衛星では時計が遅れ、

それ以上だと時計が進むと説明しました


それではこんどは地球内部に潜っていくと時間はどうなるのでしょう?


普通に考えれば、潜っていくほど重力が強くなって時計が遅れそうですが

実はそうではありません


概算ですが地下2891km付近で重力は最大値(地表の約2倍)をとり、それ以上潜ると

逆に重力は減って地球の中心では重力が釣り合ってゼロ、すなわち無重力となるはずです


つまり一般相対性理論から、地球の中心付近では時計が早く進むことになります


その中心にもし太陽のようなものがあるとしたら・・・・・


昔ジュールベルヌの地底旅行という小説を読みましたが、地球内部にもう一つの世界があり、

その中心に太陽があって海もある、という描写はあながち間違ってはいないのかも知れません


面白いことに天動説や地動説と同じように、私たちはあくまで自分たちの住む地表中心に

物事を考えてきましたが、上っても下ってもそこにはいろんな面白い現象がありそうですね