機械式時計の理論

機械式時計の理論


   

脱進機の歴史


 脱進機の発明は14世紀頃のようです


 1300年代 バージ脱進機(発明者不明)動力は重錘を引き上げ


 1510年頃 ゼンマイの発明 ピーター・ヘンライン(独) 時計が携帯できるようになった


 1583年  振り子の等時性発見 ガリレオ・ガリレイ(伊)


 1657年  振り子時計の発明 クリスティアーン・ホイヘンス(オランダ) 

        サイクロイド曲線を描く振り子および振り子に動力を与える方法を発明


 1660年頃 ヒゲゼンマイの発明 ロバート・フック(英)


 1675年頃 ヒゲゼンマイ応用のテンプ発明 クリスティアーン・ホイヘンス(オランダ)

         時計の精度が上がり、時針のみだった時計に分針がつき始める


 1676年  退却型アンクル脱進機の発明 ロバートフック(英)


 1715年  直進式脱進機の発明 ジョージ・グラハム(英)


 1720年  シリンダー式脱進機発明 ジョージ・グラハム(英)


 1727年  グラスホッパー脱進機発明 ジョン・ハリソン(英)


 1735年  クロノメーターH1完成 ジョン・ハリソン(英)


 1741年  クロノメーターH2完成 ジョン・ハリソン(英)


 1748年  デテント脱進機の発明 ピエール・ル・ロア(仏、温度補正・切りテンプの発明者)


 1755年  緩急針の発明 ジョゼフ・ボスレー(英)


 1757年  レバー式脱進機の発明 トーマス・マッジ(英)


 1757年  クロノメーターH3完成 ジョン・ハリソン(英)


 1759年  クロノメーターH4完成 ジョン・ハリソン(英)


 1763年  自動巻時計の発明  アブラム・ルイ・ペルレー(スイス)


 1770年  クロノメーターH5完成 ジョン・ハリソン(英)


 1700年代後半 巻上げヒゲ、トゥールビヨンの発明 アブラアム・ルイ・ブレゲ(仏)


 1834年  ピンアンクル脱進機の発明 L・ペロン(スイス)


 1913年  インバー、エリンバーの発明 シャルル・エドワール・ギョーム(仏)


 現代に繋がるのは、1757年のトーマス・マッジのレバー式脱進機のようですが、

 それにしても英国人の活躍が目立ちます