Greenwich Meridian 命名の由来

18世紀の中頃、イギリスのジョン・ハリソン(Jhon Harrison 1693-1776)は独学で物理と数学を学び、マリン・クロノメーターという、きわめて正確な時計を作りました。この時計は日差0.06秒という、現代の機械式時計でも到底成しえない精度を誇り、これによってそれまで不可能だった航海中の経度を知ることができるようになりました。

これは船上に設置したマリン・クロノメーターの示す英国本土の時刻と、太陽が最も高い位置にくるときを正午とすることで判る海上での時刻を比較することで、 経度を正確に知るという画期的なものでした。たとえば時間差が1時間なら、地球は24時間で360°回転しますから、経度は360/24=15°と判るわけです。

それまでの大航海時代には大海原で経度という航海中の自分の船の位置を知る術がなかった為、船が座礁し多くの人が命を落としましたが、ハリソンのクロノ・メーターおかげで、以降は安全な航海が出来るようになったのです。

当時、緯度は太陽や星の見える角度から容易に計測できたのですが、経度は人為的に基準を決めて測るしかありません。Greenwich Meridian とは、この経度を測る世界的な基準となるイギリスのグリニッジを通る子午線をあらわしています。

幾多の困難にもめげず、生涯を賭けて経度測定に挑戦しつづけ、これを成し遂げたハリソンへの敬意を込めて、経度測定の原点である Greenwich Meridian を私たちの出発点として命名した次第です。

私たちもハリソンのように皆さまの人生という長い航海の中の一つの道しるべとして、少しでもお役に立てれば幸いです。